空手道真義館高知支部
高知支部長 土居哲也
■土居 哲也(どい てつや)
様々な事に当たる時、必ず様々な壁にあたります。
そしてその殆どの人が辛くなって何かを理由に乗り越えることなく迂回し、それが普通と呼ばれます。
しかし、私が今まで出会った凄いといわれる方々は例外無く、一瞬の努力で終わっていません。
長きにわたり様々な困難に正面から向き合い、乗り越えています。
1ヶ月頑張った、1年頑張った、2年頑張ったくらいでは
打破出来ない困難を言い訳せず変わることなく歩み続けた結果だと思います。
色んな体験をし、夢を設定し、それに向かっていく中で新たにやりたい事も見つかるでしょう。
どんどん見つけて挑戦していくべきです。
私が心から道場で体得して欲しいと願う事。
空手という武術ですので当然強くなって欲しいですし、得た技術を正しく活かして欲しいですが、
強くなるため、その技術を身につけていく過程が、一瞬の努力でなく、不変の真心を持ち、弛まぬ努力を続けることで
必ず達成、もしくはそれ相応の実力が身につくという事を体得して欲しいです。
空手を空手がとこだわらず、歯を磨く、ご飯を食べると同じように生活の一部になれば最高です。
試合も審査も普段の稽古も何かを理由に逃げるのではなく、感謝の心を持ち、自分に厳しい姿勢で臨んでください。
きっと何物にも変えがたい自力を養えると信じています。